社会保険庁は、持ち主不明の年金記録(約5,000万件)についての統合作業の際、誤って約200件の記録を別人の記録と統合するミスがあったとの内部調査結果を発表した。記録の見間違いなどが原因とみられている。
長妻厚生労働大臣は、後期高齢者医療制度の2010年度からの保険料(全国平均)について、2009年度から約12%上昇する見通しを明らかにした。厚生労働省は、10月下旬に約10.4%上昇との試算結果を発表していた。
みずほ証券は、民間企業の今冬の賞与の平均支給額が36万6,000円(前年比13.8%減)となる予測(厚生労働省の統計などから推計)を発表した。マイナスとなるのは2年ぶりで、減少率は過去最大となる見込み。
厚生労働省の足立政務官は、「高齢者医療制度改革会議」を立ち上げ、後期高齢者医療制度を廃止した後の新制度を検討する方針を明らかにした。高齢者の保険料が急激に増加しないように配慮する考え。
長妻厚生労働大臣は、厚生年金の記録を改ざんされた疑いのある従業員について、申請を行えば物的証拠がなくても救済することを検討する方針を明らかにした。
厚生労働省は、2008年における正社員の年次有給休暇の取得率が47.4%(前年比0.7ポイント上昇)だったとする調査結果を発表した。1人あたりの平均取得日数は8.5日(同0.3日増加)だった。
厚生労働省は、「宙に浮いた年金記録」などの年金記録問題に関しての解明状況を公表し、年金記録の持ち主判明から年金支給までの期間が「平均3.7カ月」であることが分かった。今後は、解明状況を毎週公表していく方針。
政府の緊急雇用対策本部「新卒者支援チーム」が初会合を開き、ハローワークにおける「高卒・大卒就職ジョブサポーター」の増員、求人・求職統計の公表前倒し、「雇用創出企業」の情報収集・再公表などの具体策を挙げた。
厚生労働省が来春卒業予定の高校生の就職内定状況を発表し、9月末時点の内定率が37.6%(前年同期比13.4ポイント減)だったことが分かった。落ち幅は、1988年3月卒業分の調査開始以来、過去最大。男子が42.6%(同15.1ポイント減)、女子が31.3%(同11.3ポイント減)。
政府が設立した官民共同出資による「企業再生支援機構」は、中小企業の再生を手掛ける専門チーム(中小企業再生支援センター)を立ち上げることを明らかにした。同センターは10人程度のメンバーで構成され、今月中旬に立上げの予定。
厚生労働省が「毎月勤労統計調査」(従業員5人以上)の結果を発表し、2009年の夏季賞与(6〜8月の間に支払われたもの)が1人当たり平均
36万3,104円(前年比9.7%減。全産業ベース)だったことが分かった。落ち込み幅は過去最大。
厚生労働省は、「年金通帳」制度の創設に関連して、予算1,300億円を投入する方針を明らかにした。「年金通帳」は、すべての加入者がいつでも自分の記録を確認できるようにするため、2010年度の創設を目指しているもの。
NPO法人「POSSE」が失業者を対象としたアンケート調査(445名が回
答)の結果を発表し、「自己都合で退職した」と回答した人のうち約36
%の人が、離職理由として「賃金不払い」「セクハラ」「パワハラ」など、
自己都合とは考えにくい理由を挙げていることが分かった。
外部有識者らによる「年金記録回復委員会」は会合を開き、長妻厚生労働大臣は、「宙に浮いた年金」の持ち主に関する調査に関して、市町村に協力を求めるよう社会保険庁に指示を出した。
厚生労働省が9月の有効求人倍率を発表し、0.43倍で、過去最低だった前月から0.01ポイント改善したことが分かった。前月から改善したのは2年4カ月ぶり。総務省が発表した同月の完全失業率は5.3%(前月比0.2ポイント改善)だった。